2024.11.18
お知らせ
「超特撰 白雪 伊丹諸白樽酒 720ML瓶詰化粧箱入」発売のお知らせ
小西酒造株式会社(本社:兵庫県伊丹市)は、「超特撰白雪伊丹諸白樽酒720ML瓶詰化粧箱入」を発売いたします。
ラベルは酒蔵のまち 伊丹郷町
戦国武将・荒木村重の惣構形式の有岡城があった伊丹郷町は廃城後、江戸積酒造業として栄えました。文化文政期には80軒を超える酒蔵が軒を連ねました。
清酒発祥の地・伊丹
1694年(元禄7年)に出版された井原西鶴の『西鶴織留(サイカクオリドメ)』には、「津の国のかくれ里」として、伊丹・池田の酒造りの町と繁盛ぶりについてかかれています。寛政年間に著された『日本山海名産図会』『摂津名所図会』にも、「伊丹は日本上酒の始めというべし」と、伊丹の酒造業について記録が残されています。
日本山海名産図会巻之壱
1799年(寛政11年)刊行
日本各地の産物の採取や生産の様子を図解した「日本山海名産図会」の第一巻の最初に伊丹の酒造りが紹介されているほど高名でした。伊丹酒が「丹醸」「伊丹諸白」ともてはやされ、特に江戸で好まれたことが記されています。
摂津名所図会
1798年(寛政10年)刊行
現代のガイドブックのような摂津国の名所を紹介する「摂津名所図会」には酒の名産地として伊丹が描かれています。
出典:国立国会図書館ウェブサイト
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2563466/1/29
「白雪」は現存する最古の清酒銘柄と言われ、日本酒の歴史と文化が息づく伊丹のまちで生まれて以来ずっと、この地でつくり続けられているお酒です。
精米と掛米双方に高精白米を使用した「伊丹諸白」
麹米と掛米双方に高精白米を惜しみなく使用した「伊丹諸白」は、江戸の人々に好まれ「丹醸」と呼ばれ人気を博し、のちに将軍家の「御前酒」としても重宝されました。
伊丹の醸造技術の特徴として、木(もく)灰(はい)清澄法(せいちょうほう)と柱焼
酎の開発が挙げられます。木灰清澄法とは、木灰により清酒中の物質を吸着、沈殿させることにより、酒を清澄させる製法である。柱焼酎とは江戸への輸送の際、品質の維持を目的としてもろみに添加する焼酎であり、この柱焼酎の開発により、上質な酒を江戸に送ることができたといわれています。
これらの製法は形を変えながらも、現在まで伝承される重要な技術であり、伊丹の酒造りが発展した一因と考えられています。さらに品質向上への取組みだけでなく、江戸の需要に応えるため、仕込み日数短縮による大量生産を可能にし、長時間の江戸への輸送に品質が耐えられるよう、仕込容器や輸送容器に吉野杉の樽を使用していました。
白雪の樽酒について
https://www.konishi.co.jp/taruzake/
「伊丹諸白樽酒」は大切に受け継がれる伝統の技で醸した清酒をひとつひとつ手作業でつくられる吉野杉樽に貯蔵した、杉樽の清々しい香りをふんだんに感じていただける樽酒です。伊丹のまちと江戸の時代に思いを馳せながらお楽しみください。
超特撰 白雪 伊丹諸白樽酒 720ML瓶詰化粧箱入
メーカー参考小売価格:7,000円(消費税別)
アルコール度数 :15度以上16度未満
日本酒度 :+2
容量 :720㎖瓶詰
出荷予定時期 :令和6年11月20日
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